2012.11 サザンカからツバキへ。 冬の訪れと終わりを告げる花

サザンカからツバキへ。 冬の訪れと終わりを告げる花

冬が似合う美人姉妹、サザンカ、ツバキ

花の少ない冬。景色に彩りを添えてくれるのがサザンカとツバキの花。どちらもツバキ科ツバキ属の花木で、ぷりっと分厚い葉の間に艶やかな赤や清廉な白い花を咲かせるようすは、美人姉妹のように似ています。

開花はサザンカが10月から12月、ツバキが冬から早春にかけてなので、サザンカがお姉さん、ツバキが妹といったところでしょうか。

サザンカもツバキも、数十の市区町村で町の木や花の指定を受けているほど、なじみ深い花木です。しかし、庭木の流行の移り変わりや生け垣の減少などで、その姿を見られる場所は段々と少なくなっています。

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パワースポット明治神宮の穴場でサザンカ観賞

東京都内で気軽にサザンカを見られるのが、渋谷区にある明治神宮(めいじじんぐう)。

境内のあちこちにサザンカがありますが、特にオススメなのが宝物殿前にあるひときわ見事な一本の木。

こんもりとまあるい形のサザンカは、庭木などで剪定されているものよりはるかに大きく、満開時の見応えも抜群。木全体を覆うようにたくさんの花をつけ、可憐な存在感を放ちます。

お花見のあとは、周囲の広大な芝生広場でのんびりするのもおすすめです。

どーんと大きく開けた空と木々の向こうに立つ新宿高層ビル群を望むすばらしい場所ですが、駅から遠いせいか人が少ない超穴場。都心とは思えない広く静かな場所で、近づいてくる冬の足音を感じてみてください。

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