vol.099 2014年金運招福イベント第2弾商売繁盛! えべっさんで新年スタート

2014年金運招福イベント第2弾 商売繁盛! えべっさんで新年スタート

1.えべっさんは何のお祭り?

西宮神社は、えべっさんを祀る神社の総本社。

ビールの缶に描かれた、釣り竿&鯛を持った福々しいお顔のあのお方。七福神の中でもっともその姿が知られているのが、えべっさんことえびす神です。

えびす神は、釣り竿を持つ姿からも推測できるように、元々は海の神さま。漁業を守る意味で市場に祀られるようになったことから、いつしか商売繁盛の神さまとして広まり信仰を集めるようになりました。

御祭神の名前のままにえべっさんとも呼ばれる十日戎は、えびす神を祀る神社で1月10日を挟んだ3日間におこなわれる祭礼や行事のこと。

全国三千あるえびす神を祀る神社の総本社、兵庫・西宮市の西宮神社(にしのみやじんじゃ)では、十日戎は御狩神事(みかりしんじ)や、忌籠神事(いごもりしんじ)と呼ばれていました。狩猟をして神意を窺うために家にこもる忌籠りをおこなうもので、市中の家々でも室町時代から忌籠りがおこなわれた記録が残っています。

年の初めに新年の五穀豊穣を願うためにおこなわれた忌籠りが十日戎の原点になったのでしょうか。元禄年間から西宮神社では十日戎に授与するお札の量が激増し、江戸時代中期になると大阪の今宮戎神社(いまみやえびすじんじゃ)、堀川戎神社(ほりかわえびすじんじゃ)などでも十日戎がさかんになり、関西地方に広まっていきました。

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2.福笹の正しい飾り方って?

100万人を超す参拝者が訪れる、今宮戎神社の十日戎。

十日戎といえば、商売繁盛を願う「福笹」「吉兆」は欠かせません。巫女に笹を分けていただき、好きな縁起物をつけてもらうのを楽しみにしている方も多いはず。この福笹は、どのように飾るのが正しいのでしょうか?

「恵方の方角がいい」「東向きがいい」「玄関に向けるのがいい」などなど、いろいろな“正しい”飾り方が語られていますが、西宮神社さんに伺ってみると、なんと「特に決まりはない」そうです! 飾り方を気にされている人が多いようですが、一年経った「福笹」を神社に返納するのもお忘れ無く。

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3.福男選びの西宮神社 通な十日戎の楽しみ方は?

神戸市東部水産物卸売協同組合など三社が奉納する本マグロは、貨幣を貼り付けて福を願うのが定番。
福男が鏡開きした御神酒を飲めば、福を呼び込めるかも!?

毎年全国から百万人以上が訪れるという西宮神社の十日戎。約600軒を越える縁起物を売る吉兆店や露天が軒を連ね、大変な人で賑わいます。

この西宮神社の十日戎でおすすめなのが、1月10日の開門神事への参加。開門と同時に一番福を目指して約230m離れた本殿へ走り参りをする「開門神事福男選び」は、ニュースなどでおなじみですが、福男になるのは敷居が高いもの。

でも開門神事に参加した先着5000名には、福男が鏡開きをした御神酒がふるまわれる上、開門参拝の証を無料でもらえるので、福男の福をお裾分けしてもらった気分になれそうです。

また、正月三が日と十日戎の1月9日から11日までにご祈祷を受けた人だけに配られるお茶券は、西宮神社会館で芸能鑑賞できるスペシャルチケット。外の喧噪を忘れ、お茶とお菓子で一服しながら狂言や人形芝居で楽しい時間を過ごしてみてはいかがでしょうか?

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4.今宮戎神社の十日戎は、宝恵駕籠を一度は見るべき!

お揃いの着物の上に千早、頭には金の烏帽子を付けて奉仕する福娘。明るい笑顔で、福笹を授与してくれます。
芸妓さんも華やか! ミナミの新春の一大イベント宝恵駕籠行列。

「商売繁盛でササ持ってこい♪」のお囃子がエンドレスで響く今宮戎神社の十日戎は、賑やかさ、華やかさを楽しむのが正解。まず見逃せないのは、3000人の応募者から50人のみが選ばれる福娘たち。

女子アナも多数輩出してきた今宮戎神社の福娘は、単に美しいだけでなく、「人々に福を授けてくれる」笑顔を持った女性たちが選ばれているので、しっかり笑顔を交わして福を授けてもらいましょう。

そして、おそらく日本でもっとも華やかな人々の行列が見られる1月10日(本戎)の宝恵駕籠行列も見逃せません。200年以上前、ミナミの芸妓衆が駕籠を連ねて派手に今宮戎に参拝したことに端を発する伝統行事で、時の著名人も参加し行列を盛り上げてきました。

「ホエカゴホエカゴ、エライヤッチャエライヤッチャ」の掛け声とともにミナミの街を練り歩くのは、芸妓衆、文楽人形、松竹新喜劇や吉本のタレント、スポーツ選手、もちろん福娘のみなさんも参加しています。

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5.《その他の神社》どこ行く?十日戎

堀川戎神社(ほりかわえびすじんじゃ)大阪・大阪市北区

今宮戎、西宮戎と並ぶ、日本三大戎

蛭子神社(ひるこじんじゃ)兵庫・神戸市兵庫区

奉納される海の幸、山の幸は見応えあり

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