vol.055 年男、年女じゃなくてもOK。節分、豆まきにでかけよう

年男、年女じゃなくてもOK。節分、豆まきにでかけよう

「鬼はぁーそとっ!福はぁーうちっ!」というかけ声とともに、鬼(邪)をはらい翌年の福を願う。イマドキの神社の節分祭情報をお届けします!

1.気軽に参加できる!神社の節分祭いろいろ

神社の節分祭は神事のため、ほとんどの神社でおこなわれています。豆まきをおこなう告知がされているようでしたら、基本的には予約などは不要。参加方法は、ただその場に行くだけ。とても気軽に参加できるイベントです。

神社によっては豆以外のものをまくことも。お菓子や大福、宝くじ、海のそばなら魚、ゲーム機、果ては家具がもらえるチケットなど、くじ引きの景品のようなラインナップの神社もあります。豆まきの前に、鬼を祓う弓を放つなどさまざまな神事がおこなわれているので、厳粛な雰囲気を見学できるのも魅力の一つでしょう。

年男年女なら、豆をまく方として参加するのも楽しそう。

氏子以外の参加が可能な神社では、事前に申し込みし参加費を払うことで豆をまくことができます。参加費は3000円程度から1万円以上とさまざまですが、お祓いをしてもらえ、記念品を持ち帰れるほか、裃を着付けてくれたり、神さまと食事を共にする儀式・直会(なおらい)に参加できる神社もあります。

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2.赤ちゃんが欲しいカップルは天空の神社の節分祭へ ~ 三峯神社

大鍋で福豆になる大豆を炒る、豆炒り神事。
ヒノキの棒、ごもっとも様をかかげる奇祭。

「ごもっとも様」と呼ばれる珍しい節分祭をおこなうのは、埼玉県秩父市にある三峯神社(みつみねじんじゃ)。秩父三大神社のひとつで、三峯山の山頂付近に尾根をたどるように参道と社殿がある、空が驚くほど近いロケーションです。

節分祭では、五穀豊穣、子孫繁栄、夫婦円満、開運長寿の願いがこめられた祝詞が唱えられたあと豆まき神事が始まります。

ここで登場するのが「ごもっとも様」。1mほどのヒノキの棒にしめ縄とミカン2個を下げた象徴的なもので、子授けのご利益があると伝えられています。「福は内、鬼は外」のあとに「ごもっとも様!」と唱和するのも三峯神社ならでは。

なお、毎年1月第3・第4日曜日には、豆炒り神事もあり一般参加OKです。

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3.5回の豆まきや巨大千歳飴が当たる福引きで町をあげて盛り上がる ~ 中津瀬神社

多くの人で賑わう中津瀬神社の節分祭。

山口県宇部市の新天町。人口18万人の小さな町に、3万人もの人が集まるのが中津瀬神社(なかつせじんじゃ)の節分祭です。

中津瀬神社は、水神さまとして親しまれている神社。禊ぎをするのにほどよい、川の中流=中津に社が建ったのがその始まりとされています。水は祓い清める力があることから開運厄除けのご神徳が伝えられているのも、節分祭が盛大におこなわれる理由なのかもしれません。

節分祭では、5回の豆まきに加え、お正月の飾りを焚きあげるどんど祭、豆茶の接待、神社周辺では宇部新天町名店街協同組合主催の「ねじりあめ福引」がおこなわれます。

「ねじりあめ福引」は、千歳あめが当たる福引き。あめの大きさが「福」から「超特大福」と段々に大きくなり、最大の「超特大大大福」はなんと2m近い大きさ。超ビッグサイズの千歳あめを当てれば、福が舞い込んできそうですね。

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4.《その他の神社》どこ行く?節分祭

箱根神社(はこねじんじゃ)神奈川・箱根町

芦ノ湖を水上スキーで逃げる鬼に船上から豆まき

熊野那智大社(くまのなちたいしゃ)和歌山・那智勝浦町

朱文字の「鬼」を矢で射抜いて鬼を追う

賀茂御祖神社(下鴨神社)(かもみおやじんじゃ(しもがもじんじゃ))京都・京都市左京区

追灘弓神事や福豆・福餅撒きを実施

櫛田神社(くしだじんじゃ)福岡・福岡市博多区

巨大なおたふくの口をくぐって境内へ

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