神さまのご分類の豆知識
日本の神さまの分類のしかたには、いくつかの方法があります。もっとも一般的におこなわれているものは、『古事記』『日本書紀』の神話に基づくもので、天つ神(天津神)・国つ神(国津神)に分けるものです。
これは天の神さまと地の神さまという2つの系統に分けたものです。天つ神(天の神さま)とは高天原(たかまがはら)という天にいる神さまの系統で、国つ神(地の神さま)とはその土地を守護していた神さま、もしくは、天つ神の子孫で地に住んだ神さまのことをいいます。
たとえば、縁結びの神さまでもある大国主命(おおくにぬしのみこと)や猿田彦神(さるたひこのかみ)は国つ神の神さまです。