2012年にご縁をむすびたい 金運アップ・商売繁盛の神さま

金運アップ&商売繫盛の神さまと本気で深~いご縁を結ぶために、まずは神さまを知ることから始めませんか?金運や商売繁盛にご神徳のある神さまの豆知識をお届けします。
1.赤い鳥居と狐がシンボル 庶民の味方、お稲荷さんで金運アップ

日本で一番数の多い商売繁盛、金運アップの神社といえば、お稲荷さんこと稲荷神社。赤い鳥居と狛犬ならぬ狛狐でおなじみですね。その数は約3万社ともいわれ、全国の神社のなかでもかなりの割合を占めています。「伊勢屋稲荷に犬の糞」とは、江戸の町でよく見るもの、ありふれているものを並べた、はやり言葉。ここにも「稲荷」が登場するほど、昔からたくさんの稲荷神が祀られてきました。
稲荷神は、ウカノミタマ(宇迦之御魂神)といい、「ウカ」は古語で穀物や食物を表す言葉でした。穀物・食物の神さまだったウカノミタマが、室町時代に商人の勢力の拡大にともない商売繁盛の神さまとして信仰されるようになり、江戸時代にも稲荷信仰が流行。江戸から東日本へとその信仰を広げ、パワフルなご神徳が信じられてきました。
2.宝船に乗って商売運を運んでくれるエビス神社のエビスさん

商売繁盛の神さまとして忘れてはならないのが、ビールのマークにもなっているエビスさん。右手に釣り竿、左に鯛を抱えた姿で描かれる七福神の一柱です。
夷、戎、胡、蛭子、恵比須、恵比寿、恵美須など、さまざまな字を使いますが、「エビスさん」と呼ばれている神社は、エビス神の神社と思って間違いないでしょう。
総本社は「西宮えびす」と呼ばれる兵庫の西宮神社(にしのみやじんじゃ)。新年恒例の福男競争や阪神タイガースが優勝祈願することでも知られています。阪神タイガースがめったに優勝できないにもかかわらず、熱烈な虎ファンに守られているのは勝利の神さまではなく、商売繁盛の神さまエビスさんに優勝祈願しているためかもしれませんね。元々は漁師などの海の民の信仰で、海のかなたから届くものを神性なものとしてエビスと呼んでいました。網にかかった石や水死体までをエビスとする地域もあったようです。
また、イルカやクジラをエビスと呼んで漁業の神さまとして祀ることもありました。漁村に祀られるだけでなく、海のそばの交易場である市にも祀られたことから、商業の神さまとして定着していったと考えられています。
エビス神社で参拝するときに気をつけたいのが、拝殿だけでなく本殿の裏側のドラを叩いて願い事をしなければならないこと。エビスさんは耳が遠いのでドラを叩いて願いごとに気づいてもらうためだそうです。また、ほかの七福神の六柱も金運向上のご神徳があるという説もありますので、七福神をめぐって確かなご利益を願うのもよさそうです。
3.専門職の商売繁盛を願うなら専門の神さまへ


さまざまな神さまが存在するのが、「八百の神」の国ニッポン。専門職の商売繁盛や技術向上、出世などを願うのにぴったりの神さまや神社もたくさんあります。
美容院やスタイリスト、カツラ業界など髪に関わる職業の人におすすめなのが、東京都北区にある王子神社(おうじじんじゃ)境内の末社、関神社です。つい見落としてしまいそうな小さな社ですが全国でもめずらしい「髪の祖神」だそう。境内には毛塚も建っています。料理人が参拝に訪れているのが包丁塚。東京の赤坂氷川神社(あかさかひかわじんじゃ)、神奈川三浦市の海南神社(かいなんじんじゃ)、兵庫の生田神社(いくたじんじゃ)など、全国に数多くの包丁塚があります。包丁塚は、役目を終えた包丁を奉納することで感謝を伝え、技術の向上を願うもの。包丁塚祭が執り行われている神社もあります。
また、お医者さん、薬剤師さん、薬業界の人は、医薬の大神といわれる大己貴命(おほなむちのみこと・大国主神の別称)と少彦名命(すくなひこなのみこと)を祀る神社に参拝しましょう。京都下京区や東京台東区などにある五条天神社(ごじょうてんじんじゃ)を始め、茨城の大洗磯前神社(おおあらいいそざきじんじゃ)などに祀られています。
4.《その他の神社》どこ行く?金運アップ・商売繁盛の神さま

日本一の大きさの大黒さま

鳥居の左手には七福神がそろう宝船が

宝くじにもおすすめ霊泉・一粒萬倍の泉

鎌倉の金運アップといえば銭洗い弁財天

相場師にも人気 お稲荷さんの総本社

年間300万人が参拝する日本三大稲荷のひとつ
その他の金運アップ・商売繁盛の神さま
- 神奈川・鎌倉市/荏柄天神社・えがらてんじんじゃ(絵筆塚)
- 岐阜・海津市/千代保稲荷神社・ちよぼいなりじんじゃ
- 愛知・名古屋市北区/山田天満宮金神社・やまだてんまんぐうこがねじんじゃ(銭洗い)
- 和歌山・和歌山市/東の宮恵美須神社・ひがしのみやえびすじんじゃ
- 京都・京都市東山区/京都ゑびす神社・きょうとえびすじんじゃ
- 鳥取・鳥取市/茂宇気神社・もうけじんじゃ