丹生川上神社
にうかわかみじんじゃ
住所 | 〒632-2431 奈良県吉野郡東吉野村大字小968 |
電話番号 | 0746-42-0032 |
FAX | |
HP | https://niukawakami-jinja.jp |

由緒・由来
今を去る事1300年余り前、第40代天武天皇白鳳4年(675)「人聲の聞こえざる深山吉野の丹生川上に我が宮柱を立てて敬祀らば天下のために甘雨を降らし霖雨(長雨の事)を止めむ」との御神教により、創祀せられました。事あるごとに心からなる朝野の信仰を捧げ、『延喜式』(927)には名神大社として、平安時代中期以降は、祈雨の神として「二十二社」の一社に数えられています。そして、近代においては官幣大社に列せられました。
丹生川上神社の奉幣祈願は、天平宝字7年(763)5月28日「旱続きのため、幣帛を畿内四か国の神々に奉り、そのうち丹生川上には幣帛に加えて黒馬を奉った」(『続日本紀』)という記述によって歴史上に初めてあらわれます。以後、応仁の乱の頃までには九十六度もの祈雨奉幣祈願があったと記録にみられることから、当社がいかに重要な神社であったかが伺えます。
しかしながら、都が京都に遷り戦国時代以降はそのような奉幣祈願も中断され、丹生川上神社はいつしか蟻通神社(※)と称され、ついには所在地さえ不明となってしまいました。
※蟻通神社の社名は「天皇の吉野離宮行幸の様子が、遠目にアリが通っているように見えたこと」によるとされています。
※丹生川上神社様HP 丹生川上神社の歴史より