八雲神社
やくもじんじゃ
住所 | 〒515-0084 三重県松阪市日野町690 |
電話番号 | 0598-21-0861 |
FAX | |
HP | https://inory.jp/yakumo/ |

由緒・由来
社伝によれば、平安京で行われた祇園御霊会の翌年(八七〇年)に全国の主要地に七社 須佐之男命をまつる祇園社を勧請創建しました。当八雲神社はこの時の一社となります。始めは松ヶ島(現・松阪市松ヶ島町)の弥勒院に勧請したと伝わっており、1588(天正16)年、蒲生氏郷が松坂城を築城したとき、松ヶ島から現在の場所に移りました。
以来この伊勢國 松坂の『総産土神』としてお祀りされ「松阪祇園祭」が続けられてきました。今でも祭りには、元禄時代に作られた神輿(文化財)が拝殿に飾られ、共に拝殿にあります。紀州徳川家城主の扁額には江戸時代からの印章 松坂祇園祭が使われています。ながらく祇園社 牛頭天王社などの名で親しまれてきましたが、明治はじめの新法令により、全国の神社は総て 〇〇神社と名づけることとなりましたため、当社は須佐之男命をまつる神社としてふさわしい名前ということで須佐之男命のおよみになりました和歌より「八雲神社」と名づけられました。
元和5年(1619年)紀州藩主 徳河頼宣候より代々の紀州候に崇敬をいただくことで「松阪総産神」(産土神)と称えられ、神輿巡幸の先頭に「松阪惣産神」の銘のある提灯を掲げ歩き、氏子外地域からも神前提灯を奉献いただくなど、広く信仰を集めておりました。
和歌 「八雲立つ 出雲八垣 妻籠みに 八重垣作る その八重垣を」
この歌は 須佐之男命が櫛名田比売命と 結婚したときに詠んだ歌とされ最初の和歌 といわれています。⦅雲が幾重にも湧き上がるように 幾重にも重ねた垣を作っている 新妻を迎えるその新居の垣を⦆という意味で、この歌から神社の名前がきております。よって「やくもじんじゃ」と濁らずによみます。
※八雲神社様HP 神社紹介 八雲神社より