大津諏訪神社
おおつすわじんじゃ
住所 | 〒239-0808 神奈川県横須賀市大津町4-22-22 |
電話番号 | 046-836-3570 |
FAX | 046-836-3586 |
HP | https://otsusuwajinja.jp |

由緒・由来
古来より「大津」はその名の示す通り、幕府の置かれた鎌倉や江戸に出入りする物資を中継する湊(みなと)として東京湾を臨む舟の渡し場の役割を担ってきたと思われます。
この地は古代にあっては房総への渡津(としん)、中世には半島を跋扈(ばっこ)した三浦一族の衣笠の荘の配下、江戸時代は海の関所・浦賀への往還や海防のための陣屋が置かれ、明治時代以降は軍部横須賀の演習場や学校、関係施設が立ち並び、その一翼を担っていました。いつの時代においても脇役的な役割ではありましたが、「つなぎ役」として重要な位置を占めていました。その時代の趨勢(すうせい)を見守ってきた祖神様(おやがみさま)こそ、「大津のおすわさま」と親しみを込めて呼ばれている当神社です。
天長元年(824)、信濃国の諏訪大社の御分霊を勧請したのがその嚆矢(こうし)とされています。関東大震災では神社の社殿が倒壊、周辺集落も甚大な被害を被りましたが、氏子中の篤い信仰心のもと、各集落の氏神様も合祀して、被災より わずか一年半後に大津総鎮守として再興を果たしています。現在の社殿は、本殿は旧矢之津神社、拝殿は旧白山神社のもので、損害の少なかった両神社を氏子の手によって移築・再興したもです。氏子中九か所十神社の御祭神も合祀され、大津地区の団結の象徴となっています。
由緒は不詳ながら、今年、令和6年(2024)は、御鎮座千二百年の佳年にあたります。平成26年には十年後の御鎮座千二百年を奉祝するべく、プレ千二百年御柱祭が盛大に執り行われました。
※大津諏訪神社様HP 由緒より