2013.10 榛名神社の門前名物、地粉そば

榛名神社の門前名物、地粉そば

榛名の守り神でパワーチャージ

安政二年建造の双龍門。
社殿の背後にそびえる御姿岩は、胎内に御神体が祀られています。

群馬県高崎市の榛名神社(はるなじんじゃ)は、ここ数年強力なパワースポットとして注目を集めている神社です。

パワースポットの由縁は、おそらく700mにわたる参道にあるではないでしょうか。

川のせせらぎを聞きながら歩けば、巨木の杉や巨岩が次々と現れ、主祭神に火産霊神(ほむすびのかみ)を祀る社殿と背後にそびえる御姿岩(みすがたいわ)も、心を打たれる迫力で、確かにパワーチャージできそうな雰囲気がただよっています。

榛名神社が書物に登場したのは、延長5年(927)に完成した延喜式神名帳が最初だといわれています。

官社とされていた全国の神社のみが記されているので、そのころには社格が高い神社として崇敬を集め、少なくとも千年以上は榛名の地を見守ってきたことになります。

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地粉「きみそば」の新そばシーズンが到来

8月下旬におこなわれているそば蒔き神事。
11月30日(土)と12月1日(日)には、各店の門前そばが食べ歩きチケットで食べ比べできる「新そば祭り」がおこなわれます。

この榛名神社で江戸時代に生まれた名物が、門前そばです。中世は衰退していた榛名神社は、近世に入り天海僧正により寺院として再建され、江戸時代には寛永寺の支配下に入っていました。

遠方から参拝者が訪れるほど崇敬を集めるようになったころ、門前の宿坊でもてなし料理として供されていたのがそばでした。

近年、榛名の名物として復活した門前そばは、地元に昔から伝わる貴重な在来品種「きみそば」を使用。榛名山の湧き水で仕上げられ、喉ごしの良さが特徴です。

毎年8月の下旬には、榛名神社の神職が祝詞をあげ、そばの種を蒔く神事もおこなわれているので、参拝のお供にはぴったり。門前そばの店は、その名の通り門前の参道に点在しているので好みのお店を探してみましょう。

ちょうどこれからは新そばの季節。10月下旬からは紅葉も始まるので、味覚と景色をセットで楽しめます。

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