北海道・東北地方
志和稲荷神社
御裳裾を流れる滝名川の清流は心を洗い、千古の老杉が鬱蒼と繁茂する霊場に鎮まります志和稲荷神社は、千年の歴史を伝える東北屈指の古杜にして、生活生業万般に亘り広大無辺の御神徳あらたかな三柱の貴神を奉斎し、その連綿と続く歴史の中で人々の尊崇をあつめ、特に天喜五年に鎮守府将軍源頼義が社殿を再興したのを初めとして、平泉文化の頃は樋爪氏、中世には斯波氏、近世には南部藩主代々に亘り杜領の寄進や社殿の造営を行い、天保五・六年には稲荷街道を開削するなどして敬神の誠をつくしてこられました。