vol.001 やみつきになる酉の市学

やみつきになる酉の市学

第一号の特集は、神社.comが贈る「一歩踏み込んだ酉の市の楽しみ方」。商売繁盛に関係のある人も無い人も、知れば知るほど訪れたくなる、酉の市の古くて新しい魅力をお届けします。

1.毎年変わる酉の日。2009年の酉の市はいつ?

提灯のオレンジの灯りに照らされた境内に、縁起熊手を売る熊手商と買い手の気っ風の良いやりとりが響き、タイムスリップしたような雰囲気が楽しめる酉の市。江戸時代から伝わる年中行事で多くの神社では毎年11月の酉の日に行われます。

今年の酉の日は、11月12日(木)と24日(火)。

浅草鷲神社の「浅草 酉の市」は24時間、その他の酉の市も深夜0時ごろまで開かれていることが多いので、会社帰りのデートにもおすすめです。

酉の市の名物と言えば、縁起熊手を売る熊手商と買い手の「買った(勝った)、まけた(負けた)」のやりとり。金額の決着がつくと「商売繁盛!」というかけ声で、熊手商と買い手全員での手締めが行われます。特大の熊手を手に入れた人ほど盛り上がるもの。江戸っ子の活気をぜひ見てみてください。

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2.ハッピーてんこもり!縁起熊手を買ってみる

長寿のシンボル“鶴&亀”、「めでたい」のかけことばでおなじみの“鯛”、福々しさいっぱいの“おかめの面”、キラキラ金色がまぶしい小判・・・。

縁起熊手は福をかきあつめるとされる縁起物。

金額が上がれば上がるほど福を招く縁起物をフルコースで付けてあります。商売繁盛を願うものだと思われがちですが、実は、家内安全でも恋愛成就でも合格祈願でも何でもOK。せっかく酉の市へ行くなら、縁起熊手を買って来年の運気アップを願いましょう。

初めて買うときは大きすぎず小さすぎず、自分に合うと思うサイズを選びます。おかめの面は一番笑っているように見えるものを探し出しましょう。願いがかなって発展や成長を実感できた場合は、翌年は前年より大きいサイズを選び、毎年徐々に大きくしていくのが縁起熊手の慣わしです。

飾り方にも気を遣えば、さらに運気がアップ。本来は神棚にあげるものですが、神棚のない家は、合格祈願なら志望校の方向、家内安全なら福が入りやすいよう玄関に、と願いの対象の方向に飾るのが吉ですよ。

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3.西の商売繁盛は“えべっさん”

ほっぺもお腹もふっくらふくよか、鯛と釣り竿を持っている七福神と言えば?

正解は、商売繁盛の神さまとして信仰されているえびすさま。

えびすさまを祀る、関西の年始めの一大イベントが“えべっさん”です。関西の方には、「商売繁盛で笹持って来い♪」というかけ声でおなじみですね。

えべっさんは、正式には「十日戎(とおかえびす)」「えびす祭」と呼ばれる関西を中心に行われる年中行事。各地の戎(恵比寿・蛭子)神社で毎年1月9日~11日ごろに開催されています。

えべっさん当日の神社は、大賑わい! 今宮戎神社、西宮神社、堀川戎神社など人気の戎神社は境内の周りから露店がずらっと並び、境内は入場規制が設けられることも。

特に今年は1月9日~11日が金・土・日曜にあたるため、例年以上の賑わいが予想されています。

福笹をゲットして、お好みの子宝と呼ばれるトッピングをつけてもらうのが、えべっさん流の縁起かつぎ。福笹以外にも、福箕(ふくみ)というザルの上にえびすさまのお顔が載ったものや、縁起熊手、宝船など、縁起物もバラエティ豊か。縁起物が大量に飾られた露店だけでも見応え十分です。

各神社では、テレビでおなじみ西宮神社の福男レースや、堀川戎の福の神パレードなどイベントも豊富なので、イベントに合わせて行くのもおすすめです。

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4.どこで見る?酉の市・十日戎

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