備前国総社宮
びぜんのくにそうじゃぐう
住所 | 〒703-8207 岡山県岡山市中区祇園596 |
電話番号 | 086-275-7055 |
FAX | |
HP | https://www.soujagu.jp |

由緒・由来
奈良、平安時代には朝廷より任命された国司が任国に派遣され、国庁で政治を行いました。現在、『時範記』と呼ばれる因幡国の国司の日記の一部が残っています。その『時範記』から推測すると、任国に赴いた国司は国庁入庁前にまず「総社」で「任国の国印(銅印)」と「倉の鍵」を受け取る儀式を行っています。これは任国の神々に国を治める者としての承認をえるための儀式でした。祭政一致の時代、国司は政治を行うと同時に、国内の神々に奉幣を行いました。そのためにも国内の神々を合祀した神社、即ち「総社」が必要だったのです。
その成り立ちから「総社」は日本全国各国ごとにありました。岡山県内には備前、備中、美作の三国ありますので、「総社」もそれぞれに一社ずつあります。当宮は備前国の「総社」です。創建年代は、『時範記』の書かれた1099年以前といえますが、どこまで遡れるかわかりません。
当宮は備前国内(北は旧加茂川町・赤磐市、東は瀬戸内市・備前市、南は玉野市・倉敷市児島・小豆島、西は岡山市一宮・倉敷市連島)128神社の御祭神が合祀されています。各国の「総社」にはそれぞれ合祀した神社の名前を記した帳簿、即ち神名帳(じんみょうちょう)がありました。全国の総社の数だけあったはずですが、岡山県でいえば備前、備中、美作の三総社とも原本の神名帳は残っていません。しかし、ありがたいことに備前国は「備前国神名帳」の写本が八種類ほど残っています。
※備前国総社宮様HP 由緒より