蔵王山神社
ざおうさんじんじゃ
住所 | 〒999-3113 山形県上山市蔵王熊野岳山頂 (山形市大字上宝沢2762-1) |
電話番号 | 023-679-2311 |
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由緒・由来
地所は、山形市大字上宝沢2762-1。蔵王連峰主峰である標高1841メートルの熊野岳山頂にある神社。役の小角が羽黒山に登ったときに金峯山の金剛蔵王大権現を熊野岳に勧請し開山されたと伝えられた由来により蔵王山と呼ばれるようになった。
和銅元年(708年)、熊野岳に熊野神社が建立され、後年熊野権現と白山権現も勧請されて山の鎮守として祀られていた。和銅5年(712年)覚山行者が吉野金峯山に登った際、夢に権現が現れお前の故郷に昔、役の小角が羽黒山に登ったとき、蔵王権現を勧請した霊山がある、帰って再開山するようにと言われ、故郷に戻り蔵王山を再開山したという。
下宝沢の三乗院が建立されて山岳修験の拠点となり、蔵王信仰の最盛期には宝沢十二坊もあって、修験(山伏)が案内役を務めたという。明治33年に山形市近郊の蔵王山講中が奉納した「蔵王山参詣」登山の有様を描いた大奉納額がある。西のお山「湯殿山信仰」に対して、東のお山「蔵王山信仰」の文化遺産が多く残されている。