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歴史に触れてみる

[神さまになった人たち]
歴史に名を残した有名人も、日本では神さまとして祀られています。
あなたの家の近くにも、そんな神社があるかも!?
歌人や貴族、思想家など偉人が神さまになっている
神社に祀られている神さまのなかには、実在した歴史上の人物も少なくありません。
しかし、だれでも神さまになれるわけではありません。
人が神さまに祀られるにはいくつかの条件があります。
その1つは、強烈な恨みをもって死ぬことです。
こうした霊は御霊として祀られます。もう1つは、常人をはるかに超えた能力を示すことです。
能力についてはジャンルを問いません。「神」のごとき力量・人格があると人々が認めたとき、
その人は神さまとして崇められるようになるのです。
信長も秀吉も家康も神さまになっている
人神としてもっとも有名なのは、
豊臣秀吉(1537〜1598年)と徳川家康(1542〜1616年)です。
秀吉を祀るのは豊国(ほうこく)神社(分社によっては「とよくに」と読むこともある)です。
生前、秀吉は八幡大菩薩(はちまんだいぼさつ)として祀られることを希望していましたが、
下賜(かし)された社号は「豊国大明神(ほうこくだいみょうじん)」でした。
しかし、神階(しんかい)は正一位(しょういちい)という高いものでした。

家康も死後に神さまに祀られましたが、神号のついては幕府ブレーンの間で論争があり、
吉田神道の流れを汲む梵舜(ぼんしゅん)と崇伝(すうでん)が「大明神」号を主張したのに対し、
山王一実(さんのういちじつ)神道による天海は「大権現」にすべしと説きました。
大明神を称した秀吉の社が早くに廃れてしまったこともあって、大権現号とすることに決まり、
元和(げんな)3年(1617年)に東照大権現の神号と正一位の神位が朝廷より追贈されました。

ちなみに、織田信長(1534〜1582年)も
建勲(たけいさお)神社(通称「けんくんさん」、京都府京都市)に祀られています。
全国各地の藩でも殿さまを神さまとして祀る
おそらくは東照宮の例に倣(なら)ったのであろう、藩祖(はんそ)(初代藩主)あるいは
歴代藩主を祀る神社も多く、
松前藩藩祖の武田信広(たけだのぶひろ)を祀る松前神社(北海道松前郡松前町)、
南部藩祖の南部信直(なんぶのぶなお)などを祀る桜山神社(岩手県盛岡市)、
上杉謙信を祀る上杉神社(山形県米沢市)、
松江藩祖の松平直政(まつだいらなおまさ)を祀る松江神社(島根県松江市)、
徳山藩祖の毛利就隆(もうりなりたか)を祀る祐綏(ゆうすい)神社(山口県周南市)、
阿波藩歴代藩主を祀る国瑞彦(くにたまひこ)神社(徳島県徳島市)、
土佐藩歴代藩主を祀る山内神社(高知県高知市)、
福岡藩藩祖と第二代を祀る光雲(てるも)神社(福岡県福岡市)などがあります。

源満仲(みなもとのみつなか)(913〜997年)・源頼光(みなもとのよりみつ)(948〜
1021年)・源頼義(みなもとのよりよし)(998〜1075年)・源頼信(みなもとのよりのぶ)
(968〜1048年)が祀られる多田神社(兵庫県川西市)は、もとは多田院という寺院でした。

戦国武将で熊本藩の藩祖でもある加藤清正(1562〜1611年)は、虎退治など
エピソードの多い人物ですが、熊本では「清正公(せいしょうこう)」「せいしょこさま」と
呼ばれて、今でも崇敬を受けています。熊本市内の加藤神社で祀られるほか、
日蓮宗寺院でも祀られることがあります。墓のある覚林寺(かくりんじ)(東京都港区)は
通称を「清正公」といい、5月4日・5日には清正公大神のお祭りがおこなわれています。

なかなか拝見できない神宝って何?
霊的な力が宿っているとして、特別に大切にされているものがあります。
その来歴の一端を知っておこう。
古代には霊的な呪物を指した
三種の神器 「神宝」と書いて「じんぽう(しんぽう)」と読みます。
「かむだから」と読むこともあります。文字どおりにとれば
神さまの宝物という意味になり、神社の宝物類はすべて
「神宝」ということになります。

その代表が三種の神器で、よく知られているように、
三種の神器は、地上の平定のために高天原から降臨する
邇邇芸命(ににぎのみこと)に天照大神が授けたもので、皇位の
象徴とされるものです。具体的には、八坂瓊曲玉
(やさかにのまがたま)・八咫鏡(やたのかがみ)・草薙剣
(くさなぎのつるぎ)です。曲玉(勾玉)・鏡・剣は
ご神体としてよく用いられています。
霊力をそなえた神宝は各地の王権の象徴だった
物部氏の祖神である邇芸速日命(にぎはやひのみこと)は、高天原から降臨したときに
十種神宝(とくさのかむたから)をもってきたと伝えられています。
これは沖津鏡・辺津鏡・八握(やつか)剣・生玉・死反玉(まかるかえしのたま)・足玉
(たるたま)・道反玉(みちかえしのたま)・蛇比礼(おろちのひれ)・蜂比礼
(はちのひれ)・品物比礼(くさぐさのひれ)のことで、数は多いけれども、
鏡・曲玉・剣からなっているところは三種の神器と同じで、これに比礼(スカーフ状の装身具)が
加わっています。

時代が下ると、神さまの日用品が神宝になっていきます。

十種神宝



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