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2017.02
大分のソウルフードで心もあったか
宇佐神宮とだんご汁

広大な境内には、国宝の本殿や県指定有形文化財の南中楼門など、貴重な神社建築が点在しています。

全国の八幡さまの総本宮


狐の眷属でおなじみお稲荷さんや、学問の神さま天神さまなど、神社にはさまざまな系統があります。
数ある系統の中でもっとも多いのは八幡さま。
大分県宇佐市の宇佐神宮(うさじんぐう)は、全国に4万6000社あまりのお社がある八幡社の総本宮です。
境内には一之御殿から三之御殿まで、3つの御殿があります。御鎮座されているのは、一之御殿に八幡大神、二之御殿に比売大神(多岐津姫命・市杵島姫命・多紀理姫命)、三之御殿に神功皇后。
宇佐は日本書紀に比売大神が降臨されたとも記されているほど、早くから開けた地。御祭神の八幡大神は応神天皇の御神霊で、神亀2年(725年)、現在の地に御殿が造立されました。


どのお店も、少しずつだんごの形状や出汁などが異なっています。

だんご汁は大分県人
熱愛グルメ


長い歴史があり、八幡社の総本宮として全国から崇敬を集めている宇佐神宮。
その参道には、土産物店や飲食店が軒を連ねています。
宇佐神宮名物の宇佐飴や大分名物の鳥天など、さまざまな名物が並んでいますが、この時期のおすすめはだんご汁。
だんご汁は、小麦粉を練ってひも状やだんご状にしたものを、野菜たっぷりの味噌ベースの汁に入れたもの。
多くの家庭で日常的に作られている、大分県人のソウルフードです。
家庭の味だけに、県外の人はどこで食べればいいのかわかりづらかったりするのですが、表参道商店街なら、いくつもの飲食店で提供されています。
中には、鳥天との定食セットもあり大分グルメを一堂に楽しむことも。
宇佐神宮は境内が広いので、参拝で体が冷え切ってしまう人も多いはず。
どこか懐かしい味わいで、お腹のなかか暖まってみてはいかがでしょうか?

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