1.【鹿児島・南九州市/釜蓋神社】
釜蓋を頭にのせる、バランスウォーク参拝に挑戦!
2. 【宮崎・日南市/鵜戸神宮】
絶景の神社のもう一つのお楽しみ「運玉」投げ
3. 【島根・松江市/八重垣神社】
縁結びの神さまの女神ゆかりの池で
スローな時が流れる占いを
4. 【栃木・日光市/滝尾神社】
日光屈指のパワースポットの「運試しの鳥居」
5. 【京都・京都市伏見区/伏見稲荷大社】
結果を甘んじて受け止めたい「おもかる石」
体幹とバランス感覚が試されそうなのが、射楯兵主神社〈釜蓋神社〉(いわたてつわものぬしじんじゃ〈かまふたじんじゃ〉)。
海に突き出した岩礁の上に鎮座するこちらの神社の名物が、釜の蓋を頭にのせて参拝する「釜蓋願掛け」。鳥居から拝殿まで落とさずに行ければ願いがかなうと言われています。慈悲深い神さまのようで、途中で蓋を落としてもOK。できるまで何度でも挑戦してみてください。
釜蓋神社には、ほかにも運試しが。岩礁に置かれた釜に素焼きの小さな釜蓋を投げ入れられれば、勝負事や開運・開拓・厄除け・武運長久にご利益があるそう。
参拝後は、境内の左手奥へ。釜蓋の形のテーブルやベンチで一休みしながら、海に浮かぶ開聞岳の眺望を楽しみましょう。
鵜戸神宮(うどじんぐう)は、国の名勝に指定され、宮崎県を代表する景勝地。目の前に奇岩怪石が起立する海が広がる断崖絶壁に立ち、本殿は洞窟の中という類まれなロケーションが楽しめます。
素晴らしい景色とともに思い出に残るのが「運玉」投げ。本殿前の広場の先から12メートルほど先にカメの形をした「亀石」があり、その背中にある60センチのくぼみに「運玉」を投げ入れます。
願いを込めて男性は左手で、女性は右手で投げ入れるのが、運玉投げのお作法。見事くぼみに入れば心願成就すると伝えられています。
八重垣神社(やえがきじんじゃ)は、スサノオノミコトとクシナダヒメの恋物語の舞台として知られ、縁結びの御利益が人気の神社。
スサノオノミコトがヤマタノオロチを退治するあいだ、クシナダヒメが身を隠してていた場所として伝えられています。
運試しの舞台は、クシナダヒメが鏡の代わりに我が身を映したとされる鏡の池。
池に占い用紙を浮かべ、硬貨をそっとのせ、15分以内に沈めばご縁が早く、30分以上かけて沈めば遅く訪れ、近くで沈むと身近な人、遠くで沈むと遠方の人とご縁があると伝えられています。
硬貨が沈む様子を眺める時間は、ドキドキするものの池の水を見ていると心が落ち着いてくるもの。ゆったり流れる時間も楽しみながら、さまざまな人とのご縁を願いたいものですね。
日光の山中にひっそりと佇みながら、多くの人を惹きつけている神社があります。世界遺産、二荒山神社(ふたらさんじんじゃ)の別宮、滝尾神社(たきおじんじゃ)です。
公共交通機関でアクセスする場合は二荒山神社の本殿から山道を歩いて30分。車でもすれ違い困難なほど道が狭いのでアクセス難易度が高め。
それでも参拝者が絶えないのは、山の中とは思えない絢爛豪華な社殿群や、神さまが降臨された3本のご神木がパワースポットとして人気なこと、子宝に恵まれる「安産子種石」があること、そして「運試しの鳥居」があることが理由ではないでしょうか。
鳥居の上部にある穴に、小石を投げて3回投げて1回でも通せれば願いがかなうと伝えられていますが、現在は鳥居保護のためボールが用意されています。
投げる際は、しっかり願いを思い浮かべながら狙いをつけて。そして、くれぐれも周囲の人に当たらないように気をつけてくださいね。
朱色の千本鳥居がずらりと並ぶ様子が外国人観光客に大人気。最後にご紹介するのは、日本を代表する観光スポットとなっている伏見稲荷大社(ふしみいなりたいしゃ)の運試しです。
運試しができるのは、千本鳥居を抜けた先にある奥社遥拝所。右奥に「おもかる石」と書かれた看板があり、その左右に石灯籠があります。石灯籠の最上部に置かれている丸い宝珠石を持ち上げて予想よりも軽ければ願いがかない、重ければ願いをかなえるためには一層の努力が必要とされています。
持ち上げる前には、灯籠の前で願い事を祈念するのが習わしとなっています。