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特集 vol.253
日本津々浦々、ホンキの当選祈願へ
宝くじが当たる!? 評判の神社5選
たった300円の宝くじが、数千万円、いや数億円になるかもしれない宝くじ。宝くじ当選にご利益ありと評判の神社を紹介します。

【佐賀・唐津 / 宝当神社】
唐津湾の小島で高額当選者が続出


佐賀県・唐津湾に浮かぶ高島は人口300人程度の小さな島ですが、ここに宝くじが当たると評判の神社があります。その名も宝当神社(ほうとうじんじゃ)。唐津城近辺の桟橋から、定期船に10分ほど揺られて船着き場へ。そこから神社までは徒歩で5分ほどです。この神社は戦国時代、海賊を撃退し高島に平和をもたらした武将・野崎隠岐守綱吉を島の守り神として奉ったもの。明治時代には島で製塩業が成功し、すべて綱吉様のおかげ、当島の宝という意味で「寶當神社」と記した石造りの鳥居を奉納し、この名前で呼ばれるようになったのです。


石鳥居からまっすぐにのびた参道。拝殿では宝くじ祈願の祈祷も受けられます。

以来、宝が当たる縁起の良い神社として全国区で有名になり、年間20万人以上の人々がこの小さな島を訪れます。実際にその中から高額当選した人が続出。拝殿の壁には、当選した宝くじの写真やお礼の手紙がびっしりと貼られています。数千万円から1億、2億円、なかには4億円が当たった、なんて人も! これを見れば御利益を信じずにはいられません。神社から徒歩1分の場所にも宝くじ売り場があり、参拝者の多くはここで宝くじを買っていくとか。また近所の酒屋さんにいる「なでると当たる」といわれる看板猫も人気です。「宝」を夢見て、離島への旅を楽しんでみては。


全国から寄せられた喜びの報告が壁ぎっしりに貼られています。

【東京・新宿区 / 皆中稲荷神社】
「みなあたる」を信じて的中祈願


JR新大久保駅から徒歩1分、韓国料理店などが軒を連ねる繁華街の裏手に、皆中稲荷神社(かいちゅういなりじんじゃ)はあります。大きな神社ではありませんが、名前の皆中=みなあたる、という縁起のいい名前で、賭け事の神様としても有名です。創建は戦国時代ですが、「皆中」の名前は江戸時代にこの地に駐屯した鉄砲組百人隊隊員の不思議な体験に由来します。ある夜、隊員の夢枕に稲荷之大神(いなりのおおかみ)が立ったため翌朝お参りしたところ、鉄砲の射撃の腕が上がり百発百中で的中したのだとか。その噂を聞いた周りの者もお参りしたところ同様に百発百中で、それからこの名がついたようです。境内には、コンサートチケットのお願いや宝くじ的中のお礼など、的中絵馬が多数奉納されています。

宝くじの高額当選を狙うなら、ぜひとも手に入れたいのが黄色の「宝くじ入れ」です。中に宝くじを入れ、部屋の西側にしまっておくとご利益があるとか。年末年始など高額の宝くじが発売される時期には品切れになることも多いので、手に入れるならお早めに。同じ生地を使ったがま口形の開運小銭入れや、的中矢守などお守りや開運グッズも多彩です。


大きな神社ではありませんが、町中にあるせいか、はたまた一攫千金を夢見る人が絶えないせいか、参拝客が次々と訪れます。

境内のお狐さんの足元には子狐がいます。まるで母狐が子狐を守るような表情です。

【京都・京都市中京区 / 御金神社】
金色ギミック満載の金運一大スポット


いたるところに寺社仏閣がある京都市のなかでも、金運が上がる神社として知られているのが御金神社(みかねじんじゃ)。住宅街の一角でピカピカに輝く黄金の鳥居が目印です。主祭神は、金属の神様である金山毘古神(かなやまひこのかみ)。金・銀・銅といった通貨に使われる貴金属につながることから、「京都有数の金運神社」として知られるようになりました。宝くじの販売時期には、黄金の鳥居の前に延々と長い行列ができるほど。そんな参拝者の思いに応えるべく、御金神社には、金運が上がる仕掛けがたくさんあります。

まず、鳥居をくぐってすぐの手水舎ではザルを使って小銭を洗うことができます。お金に対する日頃の感謝を込めて洗えば、いつか何倍にもなって返ってくるかも。授与品コーナーには、黄金に輝くお守りや御札がたくさん。おみくじまで黄金です。御神木の銀杏にあやかり、絵馬は金色に輝く銀杏の葉の形です。授与品のなかでも特に人気なのが「福財布」。宝くじやお金を入れておくとご利益があるそうです。まさに金運開運の一大スポットです。


この金の鳥居の写真を携帯電話やスマートフォンの待受画面にすると金運が上がる、という噂もあるそうです。

銀杏の葉はその形から「末広がり」という縁起のいい意味もあります。毎年落葉の時期には金運にご利益があるという「銀杏の葉のお配り」もあります。

【鳥取・日野町 / 金持神社】
鈴なりの当選絵馬がご利益を物語る


金持神社(かもちじんじゃ)は鳥取県の山間部、アクセスがいいとはいえない地にありながら、参拝者数は年間20万人以上。縁起のいい名前だけではなく、宝くじの高額当選者が多数出ていることで有名です。札所の横には宝くじに当選した人による当選絵馬が多く奉納されており、のぞき見るとコンサートチケット当選、3億、7億、10億円当選などうれしい報告ばかり。思わず夢がふくらみます。

金持神社の名前は、810年の創建当時、真砂鉄が採れる谷を多く所有し、この地が金持郷と呼ばれていたことに由来します。林の中の100段の石段を上りきった先にある本殿は、規模こそ大きくありませんが、厳かさが漂い、1200年の歴史の重みを感じさせます。


林の中に静かに佇む本堂。御祭神は天之常立尊(あめのとこたちのみこと)はじめ三柱で、国土経営、開運、国造りの神様です。

札所では「宝くじ収納宮」「黄色いハンカチ」など、当選を願い宝くじを収める品が授与されています。この「黄色いハンカチ」を求めるために全国から参拝に来る人も少なくないそう。また使用済みの財布をお祓い・お焚き上げをする行事「財布お祓い」も人気です(要予約)。年に4回行われ、お祓いの後は「金の素」が送付されます。


一番人気の「黄色いハンカチ」。ハンカチで宝くじをふんわりと包み、頭よりも高いところに置いて当選発表を待ちましょう。

【茨城・下妻市 / 大宝八幡宮】
5年38億円という驚異の当選率


大宝八幡宮(だいほうはちまんぐう)は平将門や源義家などの武将が戦勝祈願で訪れたこともある関東最古の八幡宮です。国内で初めて金が産出されたことを喜んだ朝廷が、年号を「大宝」と改めた年(701年)に創建されたことが名前の由来です。黄金を意味する縁起のいい名前にちなみ、財運招福、厄除、交通安全、家内安全、そして宝くじにご利益があるとされます。

大宝八幡宮は宝くじ祈願の祈祷を行っていることでも有名です。なんでも祈祷を受けた企業宝くじ売り場は、当選金額が5年(2006〜2011年)で累計38億円を超えたとか。全国から参拝客が訪れるのも納得の当選実績です。ちなみに大宝八幡宮のホームページではおすすめの宝くじ売り場が紹介されているので、購入時の参考に。授与品の中では、宝くじ当選と財運アップの「大宝守」が人気です。金糸を織り込んで作られた縁起のよさそうなお守りで、宝くじ祈願をするともらえます。


御神木の銀杏のほか、桜やあじさい、つつじなど、境内の植物も見どころのひとつです。特に桜は「茨城の桜名所」に選ばれています。

こちらは宝くじ祈願などの祈祷が行われる拝殿です。この奥に国の重要文化財に指定されている本殿があります。