1. 【栃木・栃木市/大平山神社】
雲海に浮かぶ筑波山から昇る絶景!初日の出
2. 【茨城・つくば市/筑波山神社】
関東平野一望の初日の出スポット
3. 【茨城・大洗町/大洗磯前神社】
御祭神降臨の海で神々しいご来光を望む
4. 【群馬・沼田市/河内神社】
穴場狙いならココ!沼田城主ゆかりのご来光スポット
5. 【東京・青梅市/武蔵御嶽神社】
晴れればスカイツリーも。関東一の山岳霊場へ
6. 【埼玉・秩父市/宝登山神社】
秩父のパワースポット 宝の山でめでたく新年を迎えよう
7. 【埼玉・秩父市/三峯神社】
見るだけで浄化されそう!絶景すぎる雲海のご来光
8. 【神奈川・藤沢市/江島神社】
ご来光スポット多数。湘南で令和初のご来光鑑賞
9. 【神奈川・伊勢原市/大山阿夫利神社】
立身出世の神さまで、眼福の初詣を
10. 【神奈川・箱根町/箱根元宮】
駐車場からロープウェイで標高1327mへ!
地元の人が「最高の初日の出」とイチオシするのが、標高341mの大平山に鎮まる大平山神社(おおひらさんじんじゃ)。
太古から信仰の山として崇敬を受けてきた大平山は、南がすべて関東平野のため眺望は抜群。日の出は東にある筑波山から昇り、天気が良ければ雲海に浮かぶ筑波山からの初日の出が昇るという素晴らしい景色を臨めます。初日の出のベストスポットは境内正面。ほかに、大平山から筑波山が見られる方向ならどこででも見ることができます。
神社そばの山頂付近の駐車場は5時半ごろには満車になり、栃木インターからのルートも渋滞で動かなくなるので、早めの出発がおすすめです。
大平山神社では、筑波山から昇る初日の出が楽しめますが、お次はその筑波山から眺める初日の出をご紹介。
筑波山は、中腹にある筑波山神社(つくばさんじんじゃ)の御神体のため、山全体が神域となっています。筑波山には、ふたつの山頂があり、男体山には筑波男大神である伊弉諾尊(いざなぎのみこと)が、女体山には筑波女大神である伊弉冊尊(いざなみのみこと)が祀られています。
ご来光は、女体山頂や女体山と男体山を結ぶ山頂連絡道の御幸ヶ原から臨めます。女体山山頂へ行くならつつじヶ丘からロープウェイに、御幸ヶ原へ行くなら筑波山神社そばのケーブルカーでアクセスが可能。眺望が素晴らしいのは女体山山頂ですが、山頂が狭い上に、ロープウェイ下車後は登山道となりヘッドライトなどの装備が必要です。気軽に見るなら、神社で初詣をしてからケーブルカーで山上に昇り、飲食店も並ぶ御幸ヶ原で待機するのがおすすめです。
茨城県の大洗海岸は真東に海を臨む、初日の出の人気スポット。なかでも多く人が集まるのが、大洗磯前神社(おおあらいいそざきじんじゃ)の神磯の鳥居前。海上の岩礁の上に建つ鳥居は、御祭神の大己貴命(おおむなちのみこと)・少彦名命(すくなひこなのみこと)が降臨した地と伝えられています。
毎年恒例で元旦には、神職の方々が初日の出を奉拝。日の出にあわせて地元の太鼓会による太鼓の演奏もおこなわれ、荘厳な雰囲気を盛り上げてくれます。
人気の初日の出スポットだけあり、駐車場は深夜過ぎには満車になることも。0時過ぎには現地に到着するのがおすすめです。
群馬県沼田市にある三峰山は、標高は1123m。中腹にある河内神社は、沼田城主から篤い崇敬を受けてきた神社です。
境内は、沼田市街地や赤城山、武尊山を臨む絶好の展望台。神職の方は不在のため、御朱印など授与品はいただけませんが、元旦は甘酒のふるまいなどで賑わいます。駐車場からは1kmほど歩くので、歩きやすい靴と防寒着のご用意をお忘れ無く。
山岳信仰の霊場として中世から栄えてきた東京青梅市の御岳山。山頂の武蔵御嶽神社(むさしみたけじんじゃ)は、東京でもっとも身近なパワースポットとして人気です。ニホンオオカミを神使とし「おいぬさま」とも呼ばれて親しまれてきました。
神社がある山頂へはケーブルカー御岳山駅から徒歩20分ほど。舗装されていますが、上り坂や階段があるため、歩きやすい靴がベターです。
初日の出スポットは、ケーブルカー御岳山駅横の展望台や、神社の境内、神社から登山道を歩いて5分ほどの場所にある長尾平。駐車場は4時ごろから満車になるので、その前に山上に到達しておきたいところです。
「宝の山に登る」と書いて宝登山。このおめでたい名前の山は、秩父三社の一社、宝登山神社(ほどさんじんじゃ)の御神体で、火災除・盗難除・諸難除の守護神。ミシュランガイドでも一つ星を獲得しています。ご来光が見られる山頂へは、ケーブルカーかハイキングコースでアクセスを。ハイキングで登っても60分ほどの距離で、道幅も広く整備されているのでライトさえあれば登山経験のない人でも問題なく登れるでしょう。
山頂には、宝登山神社の奥宮が鎮座しているので、初日の出を待ちながら初詣することも可能です。
標高1100mに鎮座し、天空の神社として注目を浴びる三峯神社(みつみねじんじゃ)は、宝登山神社と同様に秩父三社の一社に数えられる神社です。広大な境内は、迫力ある隋神門や樹齢800年とされるご神木など、静謐な雰囲気に満ちています。
初日の出が見られるのは、妙法ケ岳山頂の奥宮を望む遙拝殿。遙拝殿は、日中も眺望絶佳なことで知られますが、人気の神社だけに5時半すぎには遙拝殿で待たなければ入れなくなる可能性があるのでご注意を。
標高1000m 以上の山中で日の出を待てば、寒さに凍える思いをするのは間違いありませんが、雲海から昇る日の出が長い待ち時間の苦労を忘れさせてくれるでしょう。
首都圏のリゾートエリア湘南にある江の島は、江戸時代には江戸からの参拝客で大いに栄えた一大霊場。その中心にある江島神社(えのしまじんじゃ)は、島全域が神域となっており、島内に三柱の女神さまを祀る社殿が点在しています。
ご来光は、島の手前の片瀬海岸東浜、中津宮手前の展望台、島の裏側にある稚児ヶ淵など、複数の場所から眺められます。混雑も激しくなく、島外・島内に飲食店などの休憩スポットも多く、電車でのアクセスも容易なので気軽に令和最初の日の出を見たい人におすすめです。
2200年以上前に創建されたと伝えられる、大山阿夫利神社(おおやまあふりじんじゃ)。古くから関東総鎮護として崇敬を集めてきた神社です。古くは大山に登れば一人前と認められたと伝えられ、立身出世の神さまとしても知られています。
標高1252mの大山山頂に本社・奥社、標高700mの中腹に下社があり、どちらからもご来光見物が可能。下社まではケーブルカーでアクセスできますが、駐車場から山麓駅、山上駅から下社の両方で上り坂や階段があるので、しっかり歩ける靴で訪れたいところ。山頂でのご来光見物も人気ですが、本格的な登山道が続いている上、積雪の可能性もあるためヘッドライトに加え、冬山登山の装備が必要です。
芦ノ湖に面する駒ヶ岳は、およそ2400年前に開かれ山岳信仰が行われた聖地。リゾート施設、箱根園の駐車場内にあるロープウェイで山頂までアクセス可能で、今回ご紹介した中でももっとも手軽にご来光が見られるスポットです。
山頂には、箱根神社(はこねじんじゃ)の奥宮として再建された箱根元宮(はこねもとみや)が鎮座しています。海と富士山と芦ノ湖を同時に見られる展望台からの眺望は抜群。普段は無人の箱根元宮ですが、1日は月次祭にあたり令和最初の元旦の御朱印も受けられます。