短冊は8月2日から配置される笹竹に結べます。
舞殿では神楽の奉納も。
短冊がたなびく境内で、お祭り気分を楽しむ 【8月7日 埼玉・川越/川越氷川神社】
蔵造りの町並みが広がる川越の総鎮守、川越氷川神社(かわごえひかわじんじゃ)。 縁結びの神社として知られていますが、伝統にのっとり旧暦でおこなわれる七夕祭は、小さい子どもたちや年配のご夫婦など、さまざまな年齢の人たちが楽しむ昔ながらのお祭りです。 七夕祭を訪れて最初に出迎えてくれるのは、色とりどりの短冊。 いつもはキリッと引き締まるような空気が漂う参道が、この日は短冊が無数にひらめく笹の通路になり七夕ムードを盛り上げてくれます。 境内には地元の人たちの屋台も出店され賑やかな雰囲気。18時からは巫女舞や神楽、お囃子などの演奏、紙芝居の上演、19時からは祭典がおこなわれ願いごとが書かれた短冊を境内北側の川へ宮司さんが流して成就を祈ってくださいます。 祭典の最後には、七夕まんじゅうや線香花火の無料配布もあるのがうれしいところ。 じんわり優しい甘味のおまんじゅうを食べて線香花火で締めれば、豊かな夕涼みの時間になるはず。ファミリーでも恋人同士でも、思い出に残る七夕になりそうです。
日中は子ども神輿が町内を巡ります。
織り姫を祀る七夕信仰の神社 【8月7日 福岡・小郡市/七夕神社】
現在は、全国でおこなわれている七夕行事ですが、日本でもっとも早い時期に始まったと考えられているのが福岡県・古郡市です。 この古郡市に鎮座するのが七夕神社(たなばたじんじゃ)。 地元では「たなばたさん」と親しまれている神社で、正式名称は媛社(ひめこそ)神社、730年頃に編纂された『肥前風土記』にも記載されている古社です。 御祭神は、媛社神(ひめこそのかみ)と織姫神(おりひめのかみ)の二柱の女神さま。 織姫神は織物の神さまであり、当時機織りは女性の仕事だったことから七夕神社は女性の信仰を集めた神社だったと考えられています。 神社のそばを流れる宝満川を天の川に見立てて、対岸に牽牛をまつる「牽牛社」がおかれていた時期もあったもよう。そんなことからも、中国から伝わった織姫・牽牛伝説が根付き、七夕を祝う風習が続いてきたようです。 七夕神社の夏祭りは、月遅れの8月7日。 七夕の里を散策したり、境内の縁日や演芸を楽しんで七夕伝説に親しんでみてはいかがでしょうか。
境内がロウソクの光に包まれる燈花献灯は夜9時まで。
七夕祭りでは、拝殿にも短冊と燈花献灯が飾られます。
芸能人の参拝者も多数 太古から続くパワースポット 【8月2日 奈良・天川村/天河神社】
奈良県、吉野の天河神社(てんかわじんじゃ)は、パワースポットとして多くの人を魅了している神社。天河大辨財天社とも呼ばれ、創建は飛鳥時代にさかのぼります。 主祭神は、弁財天と同一視されることの多い市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)。 弁財天は古代インドの川の神さまで、音楽神、学芸神としての性格を持つため芸能の神さまとして信仰されています。 ここ、天河神社もたくさんの芸能人に崇敬を集めているようす。よく知られているのは、堂本剛さん。ソロシングル「縁を結ひて」は、堂本さんが参拝中にインスパイアされて境内で歌詞を書いて生まれた曲で、PVも神社で撮影しています。 修験道の開祖である役行者が開山し、弘法大師が参籠したと伝えられることから、神仏分離令以前は、仏教の修行の場であり聖地として信仰を集めてきた場所だったのでしょう。 そんな天河神社の七夕祭は、毎年旧暦の七夕にあたる8月2日に開催されています。 14時からは七夕神事、15時からは御先祖の御霊、東日本大震災、紀伊半島豪雨災害など自然災害で亡くなられた方の供養祭がおこなわれます。 夜は灯籠流しで御先祖供養をおこなうのが恒例でしたが、3年前の台風で灯籠を流す天の川が土砂で覆われてしまったそうです。 その代わりに2013年からおこなわれているのが、カップに清水を張りロウソクを浮かべて火を灯す燈花献灯。神社周辺から境内までが淡い光がゆらめき幻想的な雰囲気に包まれます。
どこ行く?神社の七夕祭
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〈7月1日〜8月15日〉 七夕笹飾り ライトアップを開催 |
京都・京都市左京区 |
貴船神社 (きふねじんじゃ) |
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〈8月7日〉 月遅れの七夕祭 アニメ上映などの催しも |
奈良・桜井市 |
大神神社 (おおみわじんじゃ) |
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その他の七夕祭
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